暑さによるだるさ、倦怠感

NASA曰く「史上最大の猛暑」と言われた今年の夏
脳が沸き立つような暑さでスタッフ一同くらくらしておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか?

暦の上では「立秋」を過ぎて、「残暑」に入ってきているはずですが・・・残り物どころか過剰在庫一掃セールの勢いで暑いのはどうしたことでしょうか・・・
この時期気を付けなければいけない体の症状について、東洋医学的な見地からお伝えしていきます。

気を付けなければいけない症状

徐々に涼しくなってくるはずのこの時期ですが、毎年様々な体の不調を訴える方が増えてくる時期でもあります。暑さによる疲労が溜まっている時期に季節の変わり目による気候の変化が重なり、だるさや頭痛、倦怠感等の不定愁訴だけではなく、ぎっくり腰や寝違えを起こす方も増えてきます。
また、メンタルヘルス的な問題や疾患を抱えている方や、自律神経失調症の方もこれからの時期に調子が下り坂になることが多いようです。

この時期の症状を東洋医学にみる

東洋医学の診断において、体を取り巻く外部環境は非常に重要な要素です。特に季節・気候の影響は外せません。
なぜなら、外部環境の変化に対して、我々の体は常に対応しようと体内を調整しているからです。
夏の時期は暑い気候に対応するため、体内を冷やす様に生理が働きます。しかし、暑さが異常に続いたり、体の調整機能が暑さに耐えられなくなると「病」となり、前述のような症状が現れるのです。
そのため、東洋医学に馴染みのない方が聞くと「えっ?」ていう感じですが、夏の病は体内の調整機能不調による「冷え」の病であることが多いです。

どんな治療をすればいいの?

  1. 体の冷えをとる

    体の中にある冷えの改善が重要です。お灸で適切なツボに刺激を与えてあげることで症状が改善します。
    ご自分で対処していただく方法としては、ややぬるめの温度で20分~30分以上しっかり入浴する、スパイスの効いた料理を取り入れる等があります。

  2. 全身の筋の働き整え、むくみを取る

    体に冷えがある方は、血流が悪くなったり筋の働きが悪くなったりする傾向にあります。
    これにより全身にむくみが強くなったり、ぎっくり腰や寝違えにつながるのです。
    全身の筋をマッサージ等で整え、むくみを改善させることでぎっくり腰寝違えを防ぐことができます。
    また、全身が温まり少し息が上がる程度の有酸素運動(ジョギング、ウォーキング等)を日常生活に取り入れていただくのも効果的です。

  3. 自律神経調整

    自律神経の働きを整えることは、全身の調節機能の乱れを整えるだけではなく、精神状態の平衡を保つのにも非常に重要です。鍼灸治療で自律神経を整えてあげたり、気功や丹田呼吸法をはじめとした自律神経調整法を実践していただくのが良いかもしれません。

当院でのおすすめ治療

鍼灸治療 お灸療法や自律神経調整療法によって体の中から症状を改善させます。
また、市販のお灸を利用したセルフケア指導も行っています。
全身調整治療 全身の筋を調整し、むくみを改善させます。
美容鍼灸 お顔のむくみが気になる方へ

各治療メニューの詳細はこちらのページをご覧ください。

季節が冬へと移り変わって来る前に、しっかりとお体のメンテナンスをしていただくことで、様々な体の不調や病、おケガを防ぐことができます。

ちょっとした症状を甘く見ないで養生していきましょう。

たかじん鍼灸接骨治療院 院長 高橋 良成