ブログをご覧の皆様明けましておめでとうございます。
前回の更新から年末年始まで右へ左へと業務に追われてしまい、大変お久しぶりのブログアップとなりました。今回は、最近お見受けする患者様の症例から、その治療についてお話ししようかと思います。腰痛をはじめとした体調不良、不定愁訴の原因について

検査結果はあまり問題ないですよ

と医師から診断されるも、様々な症状を抱えていらっしゃる方がいます。
最近当院にお越しの方ですと

  • 腰痛、下肢の痛み・しびれ
  • 手足のしびれ
  • 便秘や下痢などの消化器症状
  • だるさ、倦怠感、体を起こした姿勢がつらい
  • 冷え・むくみが強い
  • 月経時のきつい症状、月経前症候群                  ・・・等々

また、当院では腰痛の方に運動療法を行いますが、中々結果が出てこない方がいらっしゃいます。

そんな患者様にはある共通の特徴がありました。

「以前○○の手術をうけました」

「今まで大きな病気をされたり、何らかの手術を受けられたことがあるか」とお伺いすると、何らかの手術歴があるとのお答えを頂くことがしばしばあります。また、女性の方であれば出産の際帝王切開をされたというお返事も。

このような患者様には、当院ではまず術後のケア鍼灸治療を受けていただく事を強く勧めています。
なぜなら、手術を受けられた方は東洋医学における「気」のめぐりを改善する必要があるからです。

「気」の漏れを塞ぎ、「気虚」を改善させるところからはじめましょう

手術を受けられた方は、大なり小なり手術痕が残ります。
現代医学的にはしっかり結着して問題ないと判断される場合でも、東洋医学的な見地から申しますと術前と術後で組織にギャップが生じることで「気が漏れる」と言われます。その為、何かしらの原因で体に余裕がなくなると気が足りなくなり、弁証における「気虚」と呼ばれる状態となります。
気虚になると、上述のような様々な症状が現れることが多いです。特に「腹部」「腰背部」に手術を受けられた方は、体幹部の気が漏れてしまうため、体幹の虚弱から全身に症状が現れる傾向があります。

当院ではこのような症状の改善につながる「術後のケア鍼灸治療」を行っております。

もし、ご自分に当てはまると感じられた方がおられましたら、ぜひご連絡下さい。

因みに、手術を受けられてから時間がたてばたつほど改善に時間がかかる場合が多いです。
しかし、治療を重ねることにより、一度気の漏れが塞がれめぐりが改善すれば持続的に効果が期待できます。
手術を受けられた経験があり、今現在何も症状が現れていない方でも、予防的に治療を受けていただく事も大いにお勧めいたします。

なお、当院には女性の施術者も在籍しておりますので、詳細についてはお気軽にご相談ください。

最後に、今年も微力ながら皆様の健康を東洋医学の力で支えていくことができればと思います。

たかじん鍼灸接骨治療院を本年もよろしくお願いします。

たかじん鍼灸接骨治療院 院長 髙橋 良成